もしもらぁらちゃんが僕のママだったら

最高では?

 プリパラの新シーズンでは、らぁらちゃんがプリパラに現れたジュルルという謎の赤ん坊に出会って、ママの役割を引き受けるらしい。

小学六年生の真中らぁらちゃんがママに……。(進級しないのかな?)
らぁらママ……。


Q.赤ちゃんはすき?
「すきだけど、なんでわたしをママだと思っちゃったの?」


……しゅき(OTAKU♡SMILE)
妄想が膨らむんだなぁ。

でも新シーズンが始まってしまうと、らぁらはジュルルのママになってしまう。妄想の余地がなくなってしまう!

だったら、らぁらちゃんが僕のママであるうちにいっぱい妄想するしかないよなぁ?

 

(´-`).。oO(らぁらママ…)

 

授業を終えたらぁらは真っ直ぐ自宅への道を歩いていた。
らぁらは私立パプリカ学園初等部に通う六年生。ひょんなことから、赤ん坊を育てることになり、学校に通う傍ら育児生活を送っていた。一生懸命で頑張り屋のらぁらは、学校生活を送りながらも、出来る限り自分の力で赤ん坊の面倒を見ようとしていた。
らぁらの家はイタリアンレストランを経営している。育児の仕事を増やすことで、これ以上両親に負担をかけることはしたくなかった。
(今日もプリパラに行けないなぁ……)
赤ん坊が家でらぁらの帰りを待っている。らぁらは育児を始めてから、プリパラに行く回数がめっきり減っていた。プリパラに行くのはレストランの定休日と、そらみスマイルにとって大事なライブがある場合くらいだ。
赤ん坊はプリパラには入れない。育児とプリパラアイドルの両立は困難だった。
(でも仕方ないよね。私があの子を育てるんだから!)

「ただいまのかしこま!」
「お姉ちゃんおかえり。いまね、ファルル様のライブを見ていたの」
そう言ってらぁらを迎えたのは妹の真中のんだった。同じくパプリカ学園初等部に通っていて、授業が姉より早く終わる日などはこうして赤ん坊のお守りをしている。のんは年齢の割にしっかりしている。赤ん坊の世話も自発的にしていることだった。

(ファルル様のライブはもちろん素晴らしいけど、お姉ちゃんのライブ、しばらく見れてないなあ……)
のんには夢があった。
いつかプリパラの頂点に立つ姉を打倒し、その代わりに頂点に立つこと。真中のんにとって、姉は応援すべきアイドルであり、将来打ち勝つべき目標だった。
プリパラデビューはまだできていないが、プリチケが届くその日のために、様々なアイドルを研究してきた。ピンクアクトレスやそふぃ、アロマゲドン、そしてファルル……。
初めはファンとして注目していたが、姉と競い合うアイドル達を見ることで、彼女たちのように姉とプリパラの頂点で戦いたいという気持ちが明確になっていた。プリパラの頂点に立つ自分のアイドル像を何度もイメージしてきた。

しかし、らぁらは神アイドルに到達する前にママアイドルになってしまった。
らぁらが育児を離れ再びプリパラアイドルに集中できるようになるのはいつだろうか。

「♪Once Upon a Time… むかしむかしそれは遠いお話~」
子守唄を歌い、赤ん坊を寝かしつけるらぁら。
のんの目に映るその姿は、もうアイドルではなく、母親のそれへと変わりかけていた。大勢のファンのために歌うアイドルから、ただ一人の赤ん坊のために歌う母親に。
やがて、疲れていたのだろう。らぁらは赤ん坊を寝かしつけながら一緒に眠ってしまった。
のんは自室から持ち運んだ毛布を姉にかけ、そして、赤ん坊の手に握られているそれを見た。
「……お姉ちゃん。私、先に待ってるね。だから今は、おやすみ――」


おわり