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声豚なので『IDOL DIVERSITY』に行ってきた

アイドルのライブというものに参加したことがない。(i☆Risのライブには行ったことがあるが、あれは参加動機が声優方面からなので若干違う)

一般に、声優オタクに何らかの転機が訪れてアイドルのオタクに転身するパターンはよくあることで、声優現場からアイドル現場にオタクが流れるのは一種のトレンドといえる。ドル現場から声優現場に文化が持ち込まれ、適応した声優オタクがドル現場に流出する。
そういうアイドルオタクに転身した声優オタク達が語る「アイドルの方がライブ行けるし遊べてお話できるよ」という話はよく聞くし、楽しそうなことは伝わってくるが、声優じゃないなら意味なくない?と思っていた。声豚なので。

ライブは好きなので、アイドルの曲を聴いてみたり動画を見てみたりしたこともあるが、ピンと来たことはなかった。アイドルアニメ作品には好きなものが多いのに、実際のアイドルには惹かれないというのも変な話だと思う。
だがもしアイドルのライブも楽しめるのならば、楽しみの範囲が広がるだろう。
こればかりは現場に行ってみないとわからないことだと思った。


というわけで
IDOL DIVERSITYに行ってきた。

 

 

 

結果

 

 

 

 

 


BELLRING少女ハートが良いと思いました……。


めっちゃ初見の感想って感じで恥ずかしいけど……。

ベルハー、ヤバない?

ベルハー現場はオタクがフェスで発煙筒振り回したとかおむつリフトされながら乳首舐め合ってるとか限界みたいな話ばかり聞いていたのでオタクにばかりに注目してたけど
でも実際はヤバいのはメンバーたちだとわかった。

ベルハーちゃんたち、登場したと思ったら開幕から口に含んだ水を吹きかけてくるし、最初から当然のように柵越えてサーフしてくるし強烈だった。
そういうことがあるのは聞いていたが、ライブの熱気を帯びて繰り広げられる光景は壮絶だった。フェスイベでの一曲目からそれができるのヤバくない?

身投げみたいに観客に突っ込んでくるのは、ただ過激なパフォーマンスではなく、楽曲の世界を表現する手段の延長上にあるのだと思った。特に前方エリアの中央まで運ばれていて行ったあたりのピーク感がすごかった。
身を削るような気迫に圧倒されたし、観客達の手の上に立って姿勢を崩しながら歌う姿はヤバいくらいかっこいい。
こんなパフォーマンスをするアイドルなんて刹那的すぎるし、やってしまうメンバー達。アイドルに望む特別感や卓越性みたいなものが露骨に示されていて、そのステージを見ただけで彼女たちを称賛したいと思った。

映像演出もあって、初見なりにその世界に引き込まれてしまった。

 


話は変わって『メロディ・リリック・アイドル・マジック』という、アイドルをやるラノベがある。クライマックスにヒロインがステージから客席にダイブして歌うシーンがあって、以前に読んだときはそのクライマックス感とか、祝祭的なシーンとしてのイメージがわからなかったのだけど、今回ベルハーのライブを見て一発でわからされた。
逆に『メロリリ』で描かれていたアイドルシーンや「何がアイドルか」みたいなものも今回のライブ中に思い出したりして、目の前で体現されている!みたいな感覚があった。外部の文脈を参照するのは声優オタクっぽい…。

 

アイドルのライブは特典会までがワンセットだと聞いていたので、せっかくだから個別チェキ会にも初参加することにした。
券持ってるのは自分だけっぽかったしオタクたちがみんな常連っぽくて説明がない。ともかく列に並ぶと前の人が最後尾札を渡してきた。これミリオンドールで見たやつだ!(自信ない)  オタクたちは心なしか空気が優しい…。

自分の番になるが、声豚なので女性とは15秒までしか話したことがないから参った。
「ベルハー見に来てくれたんですか?」「名前なんていうんですか、のぶさんですね」「Twitterやってるんですか? フォローしてください」「後でじゃなくて今フォローしてください♡」
みたいにどんどん話を振ってくるから危うくオタクになっちゃいそうになる。
めっちゃ恥ずかしくないですかこれ。


終わったあとそのメンバーのTwitterを見たら、今年いっぱいで卒業すると書いてあってひっくり返ってしまった。
それに伴いベルハーが一旦活動休止することを知って更にひっくり返った。

「機会があればまたライブ行きます」なんて言ったが、あとニヶ月しかない。地方オタクにその機会は訪れなさそう。

メンバーの卒業は声優界隈ではほぼ無いことだから、完全に未知の現象だった。
ベルハーに触れたその日に卒業と一時休止を知ったところで、別に悲しくも寂しくもない。
でも、次も見たいと思ったのに、自分にとってはさっきのライブが最初で最後だったのかと思うと変な虚しさがある。最初で最後の瞬間だったと捉えると特別な感じがあるが、そんな感傷的な態度でもない。こんなことなら安全地帯なんかで様子見せずに前行って騒ぐべきだった。
だからといって遠征するほど自分の中で始まっているわけでもない。

とりあえず今はベスト盤を聴き込んでいる。