上田麗奈さんの声優ゆめ日記についての極めて個人的な感想
以前このブログに上田麗奈さんの「孤独」に注目した怪文書を掲載した。
その当時私はラジオハナヤマタを無限に聴いてしまう病気を患っていて、これはある種の病的な心理によって書き散らされたものである。
やがてこの記事が検索に引っかかるようになったり、「上田麗奈に、真剣。」な人たちに見つかったりなどして冷静になると、やはり個人の人格に関する要素を勝手に推し測り、それらしく論じるのは醜聞じみた行為だったのではないかと自省したりもした。
それからというもの、「孤独」というキーワードを自分で設定したせいで、上田麗奈さんをメディアで見るたびにその面に考えを巡らせるようになってしまい、煩悶する時間を過ごしたり、ばくおん!!を見てゲラゲラ笑ったりしていた。
そんなところ、ゆめ日記の発売が発表され、「そうなんだ。もっと知りたいなうえしゃまのこと」と思い『声優ゆめ日記 上田麗奈』の購入に至るのだった。6月発売のものを9月の今やっと買ったわけだが……。
ゆめ日記シリーズは推しが動いていればなんでも面白い人向けのものという偏見があったが、しゃま日記は思いのほか楽しめる内容だった。
さらにインタビュー部分には個人的に有益な質問があった。
以下、インタビュー該当部分文字起こし
――絵を描くことと、演技することの違いはどんなところですか?
絵は、自分自身と向き合わなきゃいけないし、自分の汚いところがどうしても出ちゃうし。汚いところが出るっていう部分は、一緒だなと思いますけど、でもやっぱり芝居と絵は全然違うなって思います。より、絵のほうが孤独な感じがしますね。
まだ、芝居は会話ができたり、アフレコ現場で。人と人がいて、物語が出来て、っていう世界だし。私自身とキャラクターっていう繋がりもあるし。絵は全くのひとりぼっちなので、寂しい感じはしますね。
え、これは決着なのでは。
前記事にある自説とこじつけたいわけではないが、なにか納得できる知見を得られた気がする。
絵と芝居は全然違う! そりゃそうだ。
めちゃくちゃすっきりした。なんて素晴らしいDVDなのだろうか…。
終了。この件はこれで終了でしょう。
■というわけで普通のレビューに移りたいと思います。
しゃま日記は四つのChapterとインタビュー、メイキング映像で構成されています。
Chapter1:惑わされて“ゆめ”心地【トリックアートを体験】
Chapter2:理想の空間を求めて【ドールハウスギャラリー】
Chapter3:もぐもぐ、お腹もいっぱいです!【食品サンプル作りに挑戦】
Chapter4:寄り添えるふたり【水族館で癒される】
この中ではChapter1と4が面白いです。トリックアート展と水族館はそれ自体が映像で見てもそこそこ面白いというのはありますが、しゃま的な感想が次々と出てくるので非常に有意義です。というか完全にデートと化した。
全編を通して上田さんがめちゃくちゃ喋るので、彼女の喋りが好きなら退屈しません。
あと、前記事で触れた孤独、家での虚無、暗闇、は各所でちらほら出てきますね……。
見所
◯Chapter1 トリックアート
トリックアート展を体験します。テンションが高い。上田麗奈さんが天井に張り付いたり大きくなったり小さくなったりします。そこそこ展覧会デートっぽい。
・「いえい! トリックアート迷宮館来ちゃいましたよ~~~上田麗奈だよ~~↑」「楽しみにしててくださいね~~行くぞっ!」
・「かのレオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知」
・「こういうのは…好き♡」
・壁に衝突
◯Chapter2 ドールハウスギャラリー
ドールハウスギャラリーでミニチュアの家具を楽しみます。ウィンドウショッピングのような。上京したての頃は家に家具が少なかったということから、ミニチュアで理想の空間を作りたいというコンセプト。買い物が長そう。実質買い物デート。
◯Chapter3 食品サンプルづくり
かなり地味です。寿司サンプル作りで私はシャリにネタを乗せる簡単なお仕事を思い出してあっ…ってなりました。
・「いまお寿司のお腹になってるも~ん」 ぼく「ラジオハナヤマタ沼倉愛美ゲスト回、ぬー『おそばのお腹じゃないかな~と思って』との対比(?)か!?!?」
◯Chapter4 水族館
水族館を見て回ります。クラゲとペンギンに興味あり。ガイドのお姉さんの解説が普通に面白い。水族館に行きたくなります。これは完全に水族館デート。
・「光を感じたい私も」
◯インタビュー
絵を描いています。
しゃま日記はまだ在庫が存在しているようなので、気になった方は品切れでプレミアが付く前に買いましょう。
プレミアといえば、田中美海さんの声優ゆめ日記は中古が高騰しているようですが、年始に地元に帰った時に探したら普通に新品が陳列されていてビビりました。オタク過疎地方なりのアドバンテージですね。
みにゃ日記は、乗馬体験、セグウェイ体験、アトラクション体験と「なにかに乗る田中美海」を3チャプター見せられるDVDになっていて、誰かもうちょっと構成考えなかったのかと思います。こっちはあまりデート感ないですね(疑似デート作品ではない)(カメラ視点の問題)(別にデートしたいわけではない)
鯉に餌をやるところが好きです。あとおまけのトランポリン体験が特殊なDVDみたいでポイントが高い…。
ところで、ラジオハナヤマタが店内放送で復活するらしいですね。その内容がBDBOXに収録されると知って購入を検討していますが、発売時期の年末はプリパラクリスマスライブを見に行く女児なので、おこづかい足りないかも…サンタさん来てくれるかなぁ…と悩んでいるところです。
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