ラジオ ツイのオタク聲 #6 [ドラマ『四月一日家の』3話がめっちゃ良かった]

 みなさんこんばんは。延井です。
 ラジオ ツイのオタク聲 第6回はテキストにてお送りします。何故なら喋ることに疲れたからです。自分は普段喋らないオタクなものですから、これまでの5回の収録でもう半年分喋ったため非常に疲れました。みなさんも喋りを聴くことは大変でしょうから、今回は休憩回ということにしましょう。敢えて喋らないことでオタク ラジオ デイズにドラマ性を生み出していこうと思います。

 


 四月一日三樹たむ、萌え~~~~~~~~~!!!

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 はい、今回の話題ですが、『四月一日さん家の』が面白いという話をしたいと思います。『四月一日さん家の』は現在放送中のテレビドラマです。これが自分のツボを突きまくっていて最高。毎週微笑みながら見ています。前代未聞のVtuber主演によるテレビドラマなんですが、Vtuberとしてのパーソナリティは作品に反映されず、完全に役者として起用するという面白い試みです。

 外見はCGアニメなんですが、やってることはドラマで、ジャンル的にはシットコムになるようです。シットコム、調べて知ったのですが、フルハウスとかで馴染み深いような視聴者の笑い声が挿入されるドラマのことを指すらしいですね。

 で、このドラマの登場人物は三人。四月一日三姉妹によって展開されます。長女をときのそらさん、次女を猿楽町双葉さん、三女を響木アオさんが演じています。ときのそらさん、響木アオさんは、普段は歌を中心に活動されていて、猿楽町双葉さんはこのドラマでデビューしたVtuberです。

 このドラマの何が良いって、四月一日三姉妹の会話劇によるドラマが絶妙に俺好みのものなんですよ。どう俺好みかというと、戦国コレクション13話のような、あるいはgdgd妖精sのような、そういう空気があるんです。

 1話冒頭から、11時が法事っぽい時間だよねという話から、歌詞に出てくる時間で最下位なのが11時らしいよ、数珠がじゅずと読めないことを「数珠って矛盾を孕んだ存在だよね」と切り出す、といった会話から始まり、益体もない会話が展開されるので、こういうのが好きな人は俺の好きな作品や!!と確信するでしょう。
 2話も、次女の「ネット通販」のイントネーションがおかしくてそれ「チャック全開」になってるじゃん、といったような笑いも入ってきてこれなんだよな~~~の喜びに満ちています。


 そんでもって最新回の3話がめ~~~~~~っちゃくちゃ良かったんですよ。
 結婚式の余興で漫才をやることになった長女と次女。お笑い好きの三女に漫才の台本を書いてもらい練習する。お笑い意識の差があり三女は鬼コーチに豹変。はたして漫才は完成するのか? みたいなあらすじです。

 何が良いかって、本編時間の結構な割合を漫才が占めるのが非常に良くて、ちゃんと漫才をやるんですよ。ちゃんと面白い漫才を。
 ①王道の漫才→②コントを交えた漫才→③最終形態の漫才 と、ネタが3回披露されます。結婚式向けのネタから始まり、敷居を下げたネタに変更、そして最終形態へ。というふうに変遷(迷走?)する筋書き。お笑い素人の長女次女と、鬼コーチと化した三女の温度差、衝突とシリアスさ、みたいな、この回自体がコント的な展開になっていることにニヤニヤさせられます。

 漫才①のカンガルーネタは客層的にはわかりにくいかもという理由から、②でゴリラネタになるのですが、衝突を経ての最終形態③ではVtuberネタになるという、それはわかりやすいネタなのか?というツッコミどころ。
 また、Vtuberが役を演じるドラマで更に漫才を演じる話で「Vtuberか!」のツッコミのメタっぽさ(Vtuber要素は作中影も形もない)。
 まあそれだけでは平凡ですが、結婚式向けで始まったネタが、最終的にVtuberファンである視聴者にウケるネタになっちゃう、というメタっぽさを重ねた構造なんですよね~~~~~~~~~感服しました。
 1話2話ですでに快楽堕ちしていた自分は、3話視聴中、漫才が始まった時点ですでに涙を浮かべて大喜び。「Vtuberか!」の展開ではもうアヘ顔絶頂状態でした。
 この3話は熊本浩武さんというお笑い芸人経験がある作家が脚本をやられている回で、なるほどなるほどという感じです。

 四月一日さん家のは今期最注目作品ですね。会話劇コメディが好きな人は、相性が良ければとことん良い作品だと思うので、劇中Vtuber漫才で涙出るほど楽しくなっちゃうような人は是非見ることをおすすめします。


 ところで、元芸人の作家が脚本をやってる作品といえば、石ダテコー太郎作品が思い出されますが、脚本の書き方も近いジャンルにあると思います。
 gdgd妖精sの台本パートなんかは、この作品の雰囲気に近いかもしれません。つまり非常に自分好みだということです。世間ではダテコー作品といえばアドリブという風潮がありますが、自分は脚本パートのほうが好きなんですよね。
 ダテコー脚本が一番アツいと思うのが、BiS(バックステージ・アイドル・ストーリー)です。アイドルのBiSを題材にしたアニメで、アイドルの汚い楽屋トークが繰り広げられます。金の話か下ネタという感じで、会話劇ならこの作品が一番好きかもしれません。視聴方法はニコニコ動画で有料なのですが、買い切りなので気に入ったらお得さがあります。
 無料で見られるものなら人形劇のはんそくモンチッチーズもダテコーっぽさが出ていて面白いです。販促番組なのでYouTubeで見られます。

 今回言いたかったことをまとめると、四月一日さん家の3話を無料配信期限の5月11日1:22までに見るべしということと、ほぼ関係ないがバックステージ・アイドル・ストーリーを購入して見るべしということです。

 

第3話 四月一日さん家のネタ見せ

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