ラジオ遍歴的なやつ 印象的な番組の話とか
ぬんさくさんのブログを読んだ。みんなもやれというので、自分もラジオ遍歴を書いていこうかな。ちなみに今はラジオ視聴本数ゼロなので、全て過去に聴いていた番組の話になる。ラジオ好きみたいな感じを出しておいて恥ずかしい…。
アニラジのほぼ聞き専のリスナーだけど印象的だった番組を振り返ろうと思う。
アニメ・声優関係のラジオを最初に聴き始めたのはたしか約十年前。非常に恐縮なんだけど、動画サイトに違法UPされていた『田村ゆかりのいたずら黒うさぎ』を聴いていたのが始まりだったと思う。その当時は自分の地域の放送局はネットされていなかった。なのは→田村ゆかり→ラジオやってるんだ みたいな過程でいたずら黒うさぎにたどり着いたんだと思う。
いたずら黒うさぎは、ツイログによると第300回までほぼ全部を聴いていて、その後2015年まで放送を継続的に聴いていたようだ。この頃はラジオが目的ではなく、ゲームのレベル上げ作業のお供に聴いていた印象が強い。
やっぱりラジオトークがめちゃめちゃ上手い。フリートークにおいて今でもレジェンド級だと思ってる。曖昧な記憶では、玄関に服が積み重なって一生片付かない話とか、冷蔵庫の中身の話なんかが印象的。今オタクがTwitterでやってるような、非リアトークや、生活のどうしようもなさの自虐みたいな話が多かったと思う。なんというか、日々の毒にも薬にもならないような話題を根暗視点で面白く話すのが上手い。
自分の中の声優ラジオの基準になった番組だ。この時期は他のラジオはほとんど聴いていなかった。
ラジオを聴き始めた初期なら、全オタクが阿澄佳奈ガチ恋寸前だった『ひだまりラジオ』や、民安ともえ鈴田美夜子緑川光の異色の組み合わせでこれまた息が長かった番組『ナツメブラザーズ』などの義務教育を経由しているが、メジャーすぎて個別言及は省くことにする。逆に、『うたわれるものらじお』『さよなら絶望放送』は聴いたことがない。
今まで聴いてきて印象にあるラジオをいくつかピックアップしていくぜ。
パーソナリティ：青木瑠璃子
今みたいにシンデレラガールズが大覇権コンテンツになっていない頃のラジオ。デレの1stライブ開催前であり、幻影を駆ける太陽が放送されていた近辺。その頃の青木瑠璃子さんの一人喋り。青木瑠璃子さんって喋りがラジオなんですよね。それが結構好きで聴いていた。喋りがラジオとは、ガルラジでいうと年魚市を指して私は言います。
当時の青木瑠璃子さんはツイ廃だった。ラジオの更新日には、同時視聴実況を本人主導でやっていた。我々が実況タグをつけてツイートをすると、るーりぃからリプライが来たりしてワイワイと楽しかった思い出がある。
また、番組終了からしばらくして、フォロワー1万人記念の自主制作ラジオ『青木瑠璃子の あ～瑠璃色の可能性！』がアップされることになるのだが、これがどっとあいに続いてのボーナスステージみたいでめちゃくちゃ沸いた。声優の個人的な自主制作ラジオめっちゃ熱いでしょ。
ラジオから離れるけど、モンハンのマルチをフォロワーから募集して一緒に遊んだりやっていた。自分は参加できず、一度部屋にインしたものの落ちて結局一緒に遊べることはなかった…。だから今のゲームやる番組も好き（初期しか見てないけど…）
『長縄まりあ HAPPY ぬ～ LIFE!』
パーソナリティ：長縄まりあ
メゾンドイーコエ もしも声優がいっぱい住んでるマンションがあったら！でおなじみの放送枠のやつ。
のんびりしたトーク。長縄まりあさんがサルのおもちゃで遊んだり、喋るおもちゃを相手に遊んだりしていたのがウケた。めずらしく作家の声がでかい番組で、作家笑い&ツッコミ役として結構主張してた（悪くなかった）。
好きだったのが、リスナーが長縄まりあのモノマネをして「長縄まりああるある」を実演して録音した送るコーナー。これが狂ってていい感じだった。音源に対する長縄まりあさんのツッコミも冴えていた。もちろん長縄まりあごっこをして半幼児化したくなる欲求は全人類にありますからね。
大森日雅さんとの待ち合わせに寝坊してLINEで遅刻するって送ってから二度寝して更に寝坊したという最強のエピソードが好き。他にもこの二人がバレンタインチョコ(うろ覚え)を作ろうと集まるも一生作り始めずようやく買い物に行ったのが20時！みたいなエピソードトークとかあったね～～～～～～～
パーソナリティ：山崎エリイ
この番組もイーコエ。エリイちゃん宛に送られるふつおたが好き。近況報告系のメールが印象的だった。覚えてるのは「エリイちゃんがおすすめしてたアフタヌーンティーのお店に行ってみたよ」みたいなそういう日記メールなんだけど、その上質さがすごかった。結構長めの文章でありながら過不足がない。パーソナリティへの話題パスだけじゃなくて、メール1本で完結しているというか、そのメールを聴くことを自分も楽しめるものが多かった。声優ラジオで読まれるものの傾向では珍しい気がする。エリイちゃんパワーで文面が優しい雰囲気になるし、また、エリイちゃんが送り主のオタクを認知していがちなところもプラスになっていたと思う。リスナーのLOVEからくる行動力と文章構成力がレベル高くて、すごいな～～～とひたすら感心していた。
『A&G NEXT GENERATION Lady Go!! 月曜日』
パーソナリティ：上坂すみれ
トークと語彙と引き出しが好きなんだよな。「遍く人口に膾炙する」って口に出して言うやつ他におらん。この時上坂すみれさんは大学生だった。今やってる番組も良い。
『芹澤優のせりざわーるど with you』
パーソナリティ：芹澤優
インスタのIDを「seriko_is_no.1」にするような強い自己愛と自己顕示欲をもつ声優アイドル芹澤優のラジオ。自己愛っぷりは近年はそこまでではないか？ それでも声優業界的にはあまり見ないタイプ。女子中学生のファンからのリアルなメールが送られてきたりしてすごい。流しみたいな回も多いけど全然有りな番組。
『アイドルマスター ミリオンラジオ！ おまけ放送』
ミリラジの有料会員向けおまけ放送。スイーツを食べつつ本編ラジオの振り返りトークをする。この3人がフリートークするようすを想像してみてほしい。陽と陰ともちょが合わさり無秩序の異次元トークが展開される。3人ともお互いに話してることの3割しか理解できてないまま話が進む。幼稚園だから読まれてるメールに集中せず他のことに注意が向けられる。
もう一年以上番組を聴いていないのに会費の月額550円を払い続けている。会費で三人にスイーツを食べさせるために。3年聴いた上で初メールを送ったら読まれた時は嬉しかったね。
『TRYangle harmony』
ユニットが結成して「TrySailの」の冠がつく前の話。
自分がこの三人のオタクだった時代に、地方在宅の俺がやっていくにはラジオにメールを送るしかねえ！と、初めてメールを送ることを真剣に考えた番組。最終的にだいたい2年間で32通送って10通採用された。
番組初めての公開録音イベントに参加した時に、自分のメールが読まれたことが思い出深い。現場で自分のラジオネームが呼ばれて、俺か？俺か？俺じゃんなってからの「○○さんいますか～」はえげつない体験だし、それがCDに収録されてるのが嬉しい。他にも、DJCD収録のコーナー傑作選に自分のメールがあったりして、結構よくやったじゃんと思う。
まあコーナーが永久不変で一生同じことやってるので、メンバーが他のメディアにも出るようになるにつれて聴かなくなった。
『てさぐれ！ラジオもの』
パーソナリティ：鈴木結愛(cv.西明日香)、佐藤陽菜(cv.明坂聡美)、高橋葵(cv.荻野可鈴)、田中心春(cv.大橋彩香)
意外とアニラジの見本なのかもしれない。
『バトルガール ハイスクール なでラジ』
パーソナリティ：洲崎綾
特に言うことはないけどすごく良い番組だった。バトガやってないのに聴いていた。洲崎綾さん持ち前の距離感で毎回迎えるゲストとたっぷり話をするのが良かった。
『ゆきんこ・りえしょんのいちごまみれだよ～』
二人ラジオの傑作。歴史が長くて、どういう切り口で魅力を伝えればいいか……。
五十嵐裕美さんは結構自分の話をして、村川梨衣さんは聞き上手で、村川梨衣さんが自分の話をしない(マジでしない人間)ところを、五十嵐裕美さんがちょっとつつきだすみたいな……。五十嵐裕美さんは言うてエピソードトークがあんまり上手くないんだけど、村川梨衣さんが楽しく聴くのが良いとか、コーナーの面白さとか。あと、1通目の話題から永遠に脱線し続けてその回が終わっちゃうみたいなのが好きだった。番組冒頭挨拶の「あなたのハートに～りえ～マジック～」の小芝居が異常に伸びた時期とかあったね。五十嵐裕美さんの「私の心は○○℃」の口上の温度（その日のテンションの高低）がトークの切り口になる感じも良かったね。気遣いの鬼である村川梨衣さんが絶対に拾ってくるので…。
『システィ&ルミアの禁忌通信』
まあこれも最高のラジオ。何が良かったのかうまく言えないがとにかく良い番組。良い二人だった。長く続くほど化けそうな素養を感じまくったが1クールで終了したのが本当に惜しまれる。二人のトークをもっと聴きたかった。藤田茜さん、好きです…
『ラジオ ハナヤマタ～校内放送、しませんか？』
人生で最高のラジオ。無限に聴いていた。たぶん通算で400回くらい聴いたはず。いやそこまで聴いてないかもしれない
彼女たちの青春があり、未来との接続があり、永遠があった。
言い尽くせないので別紙参照↓↓↓
2019年はガルラジ！に便乗して無関係なラジオハナヤマタの話をする - 浅瀬文書
上田麗奈 デビューミニアルバム『RefRain』がすごいという話がしたい - 浅瀬文書
ぱっと思い浮かぶのはこれくらいですかね。
現在のラジオ視聴本数がゼロなのは「良い声の女性が喋ってるのが聴きたい」という欲求が全部Vtuberに取って代わられたからです。諸行無常ですね。ここ一年くらいずっとそうです。時々ラジオを聴くと、やっぱりラジオと雑談配信は違うな～と思います。どちらも良さと悪さがあるのですが、「ラジオを聴きたい」のか「喋ってるのを聴きたい」のかというところですね。
ところで、Vtuberグループ「にじさんじ」のラジオ番組が超A&Gで始まったので声優ラジオリスナーのみなさんは是非チェックしてください。にじさんじは現在の環境トップです。声優ラジオとVtuberのリスナーを横断した自分はこれを聴くと文化差による共感性羞恥で死ぬんじゃないかと不安でしたが全然平気だったので入門としておすすめできます。
