月夜を二人で抜け出す程度の能力

先日、半オタククラブイベントに行った時にかけられていた『月夜を二人で抜け出す程度の能力』に脳みそを強く刺激された。
スピーカーで大音量で流れるその曲のサビを聴くまで、自分は楽曲の存在自体を忘れていた。なんの曲であるか思い出せないものの「めっちゃ聴いてたやつだ!!」という感覚に襲われ、歌詞をググり『月夜を二人で抜け出す程度の能力』であることをようやく思い出せた。自分がこの曲を聴いていたのは約10年前のことだ。10年前に自然に聴かなくなってからこの時まで一切触れることがなかった。約10年の空白が脳みそをめちゃくちゃ刺激した。


イベントが終わってからGoogle Playでこの曲を買った。
部屋でひとりあらためて『月夜を二人で抜け出す程度の能力』を聴くと、あの頃の情景が脳の奥底から流れ出てきた。
18時を回ったバスのいつも座る席。自宅方面に近づいて乗客が2,3人になってからの静謐な空気。外気の冷たさ、暖房の乾燥した温度。ガラケーの手触りとイヤホンの金属部分の硬質さ。週末に控える学校祭のことを考える自分。窓の外を見る自分。聴いているのは『月夜を二人で抜け出す程度の能力』そういうイメージが鮮明に思い浮かんだ。エモいというより記憶イメージの噴出っぷりに驚いた。
思い出補正はあるにしても、今聴いても良い曲だと思う。これが懐メロ概念なのか?

思春期に聴いていた音楽ジャンルは一生好き説があるけど信じてなくて、だって思春期の自分はCMソングや邦楽ヒットチャートを聴いていたけど今べつに好きじゃないもん。アニメ・声優楽曲さいこ~✌って思ってた。
でも本当のところは、その後に聴いていた深夜アニメの曲とかニコニコ動画で流行ってた電波ソングが思春期音楽に該当するんでしょうね。きっと当時の自分はそれを音楽というよりネットカルチャー的なアレとして摂取していたのだろう。

というか、クラブでD.WattさんのDJを聴くってなんか、昔のニコニコ動画を見てた時の自分は考えもしなかった。昔から繋がってるような繋がってないようなよくわからんお気持ちがある。D.Wattさん…『とぅいんくる☆そんぐ!!』が好きです…


体験と結びついた記憶は音楽だけでなくラジオにもある。
芹澤優のせりざわーるどならラーメン屋に並んだ日を思い出すし、いちごまみれは川辺を歩いていた日、ラジオハナヤマタを聴くと2015~1016年を思い出す。こういうのは音楽よりラジオのほうが多くある気がする。
ラジオハナヤマタの総括オタクエッセイはいつかちゃんと書きたいと考えてる。(ちゃんと書きたいというのは投稿予告ではなく好きなものに対してなんかしたいとか決着をつけたいとか抱えた気持ちの落とし所を見つけたいとかそういう自己完結的なやつです)

 

 

月夜を二人で抜け出す程度の能力

月夜を二人で抜け出す程度の能力

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 とても良い曲なので聴いたことないオタクも懐メロ判定のオタクも聴いてね。

プリパラ&キラッとプリチャン AUTUMN LIVE TOUR~大阪遠征であいりん地区に泊まってみた!~

■概要

・利用予定の関空が台風で機能停止
・利用予定の新千歳空港地震で機能停止
・ライブは楽しい
・脱北して食うメシはうまい
・ドヤに泊まる


北海道在住のためイベントに行くには飛行機を利用することになるわけだけど、例年プリパラのイベントの時にはどうにも上手く行かないジンクスが出来つつある。去年の冬は家でアニメを見ていたら飛行機に遅刻(雪道遅延だが自業自得ともいう)、その前の年は記録的な雪害による欠航と交通不全*1と、立て続けに不運が起こっている。
今回のプリパラ遠征では、発着予定だった関西空港が台風21号の影響で壊滅し、震度7地震で北海道全域がボコボコにされ、出発前日まで旅程を確定できない厳しさがあった。
結果として遠征当日は何事もなく電車に乗り飛行機に乗り遠征を完遂できたが、飛行機が絡む予定が二転三転するのはそこそこストレスが大きかった。


■出発前 9月4日

9月8日の週末遠征にむけてモチベを高めたり低めたりして過ごしていたら、台風21号が関西をボコボコにした。関空の滑走路が水没し連絡橋にタンカーが衝突したニュースに目を疑った。8日の関空行きのLCCを予約していて、なんなら関空のベンチで1泊する予定だったのでマジで勘弁してくれと思った。
振り返ると、この時点で関空利用は困難と判断して、[新千歳ー神戸]のスカイマーク1万5千円の便を抑えておくのが最善の行動だったと思われるが、嫌なことや決断は先延ばしにする精神で俺は昼寝した。起きたらスカイマークは全便満席になっていて、ANAの往路3万復路2万なんていう貴族が乗る便を泣く泣く予約することになった。今このブログを書くことで交通費に5万出したことを実感して震えている。関空が壊滅しなければ2万で収まっていた。

中部空港にLCCで飛んで陸路で大阪に行くルートなど、もう少しマシな選択肢もあったようだが、関空の被害状況とか、ANAは払い戻しできるけどLCCはそうじゃない(金捨てるリスク)とか色々わからん状態となって、高額でも神戸行きのANAをキープしつつ関空様子を見るのが安全策だと思った。ライブに行けることが最優先なので。


■出発前 9月6日

北海道胆振東部地震が発生。震度7地震と長時間の停電で北海道全域がボコボコにされた。
新千歳空港も被害があり、交通機関も終日運転見合わせ、店の食料品は枯渇した。
そんな状況でも運が良いことに自宅の電気復旧は早い方だった。となると考えることは数日後の週末のライブのことだ。
新千歳空港地震の被害を受けたことで、台風で取り直したANAの運航も予想できなくなってしまった。状況が二転三転して遠征プランはもうめちゃくちゃ。利用予定の空港が数日のうちに両方とも機能停止してしまうことってある? 

いやそもそもこの非常時にライブ行っちゃうのは正解なのか? 行くとしても飛行機は運航再開するのか? 新千歳空港までの交通手段は? 去年のようにまた直前で欠航したら? もうフェリー新幹線ルートはやりたくない もし休日のうちに帰ってこれなくなったら社会的評価ヤバくない? なんて具合に色々悩んだが、やってみなくちゃわからない……
思い切りやりたいようにやってみる! それが私たちのプリチャン!


結局8日当日は交通手段は復活し自分の搭乗便も通常運航したのだった。

 

■プリオータムの感想

入場したらスタンディングエリアの前方三分の一くらいが親子席に使われていてめっちゃキモって率直に思った。親子席が前方に配置されるのはそれはそうって感じなんだけど、あまりに広々としたスペースに笑ってしまった。オタクたちは余ったスペースに詰め込まれている。

今回良かったのがプリチャン組の楽曲。『レディー・アクション!』から始まって『ワン・ツー・スウィーツ』も『スキスキセンサー』も爆踊りだし、『キラリ覚醒☆リインカーネーション』は厚木奈那美さんの顔が良かった。それでもってキラッツ3人揃っての『SUPER CUTIE SUPER GIRL』のフル尺パフォーマンスが最高すぎた。とにかく曲が良すぎるし、あわせて振り付けも良すぎる。無限に踊れる。頼むから音源早く出して。
あと、芹澤優の赤城あんな衣装がめちゃめちゃにきまってて、ツインテで赤でフリフリな衣装似合ってるのヤベ~~~って高まりがあった。

で、なによりもノンシュガーのことなんだけど、生きててよかったと思いました。
事前の演者ブログでの匂わせに、これはノンシュガーでかりすま~とあるでしょwウホwwと予測してたから、それ超えて来た新曲にバケモンになった。
ノンシュガー新曲であるところの『スパイシーホットケーキ』(正式表記不明)さん、ドチャクソ好みの曲で、新曲サプライズ補正楽曲刺さり補正ノンシュガー久々補正声優好き補正で良さのメーターが振り切れちゃった。
本編展開が終了したのに謎の新曲が出たとなったらノンシュガーの新展開も期待してしまうわけで、エイベックスはそういう商売をやってしまう会社だと信じてるよ。とにかくこの新曲をはよリリースしてくれ。
日和らないで5万出して大阪飛んできてよかったと心底思った。いや5万はよくないけど。

ライブ昼夜終わって思ったのが、アイドルタイムを総括するライブが見たい欲望がまだまだあるってこと。
開催タイミングの都合で、アイドルタイム終盤のクライマックスと、プリチャン開始20話相当の内容の、2つの流れがある合同ライブだったので、アニメの反映的な意味合いは中途半端になりがちだったかもしれない。といってもドレシでオンオオしちゃってたけど。
マイドリ三人のソロ曲だってフルで聴きたいし、マイドリのギラギャラも聴きたい。アイドルタイム(パパラ宿チーム)を総括するライブで本編同様のカタルシスを感じたいって欲求がまだ満たされてないってわけ。
今回は自分がノンシュガー厨だったから超楽しかったみたいな節はある。ていうか東京公演の黒沢ともよ出演楽しみすぎワロタ

 


■食べたもの
西成区に宿を取ったのでその周辺で大阪っぽいメシを食べた。
観光客らしく新世界方面に行った。

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串カツうめ~~~~~(ここは一人にはシャバい店だった)

 

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どて焼きうめ~~~~~5秒で提供されるの非常に助かる
ハイボールさいこ~~~~~~

 

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再びの串カツ、いい写真がないからこれ見て

 

 

 

あいりん地区のマルフク。朝8時からホルモンで立ち飲みできる天才的な店。ここはあんまりヒリついてなかった。

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ホルモン(2つ)280円、ハイボール220円。最高に飲める。
ハイボール3杯飲んでホルモン3つとレバー1つ食って会計1220円はバケモン

 


きらくのホルモンそば

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ここは雰囲気が強めだった。混沌を煮染めたような大鍋にたくさんのモツが浮かんでいて迫力があった。300円。

 

どこもかしこも、食料供給不足の北海道を離脱して大阪で飲み食いするの最高すぎワロタとなった

 

 

■大阪の宿
飛行機と宿は安く済むほどいい。
大阪の一日目は西成区にある1700円の宿に泊まった。ドヤの部類だった。

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あいりん地区に突入した時は流石に警戒心を帯びつつ歩き回ったが、ここの宿は快適なものだった。ドヤ形態のビジネスホテルってやつかもしれない。エアコンと冷蔵庫があり、治安を加味してもカプセルホテルよりは良質でよく休むことができた。

 

二日目は本来関空のベンチで寝るつもりだったので、予定を変更して1泊目の宿を取る必要があった。1泊目を決める際に候補にしていた1100円のドヤに泊まることにした(事前予約)。
ドヤは値段に応じて危険度が変わると聞いていたので1100円は不安だったが、ちょっと興味があったし、楽天トラベルで予約できるだけの信用度はあると思った。5万の出費が心を惑わせたのもある。ちょっと迷ったものの、萌黄えもちゃんの格言「やってみなくちゃわからない! わからなかったらやってみよう!」に従うことにした。

  

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1100円の宿です。
建物に入った瞬間の空気に「あっ…」となり、受付の窓口から小型犬が顔を出していて「あっ!?」となった。余所者を一瞥するロビーの視線、受付窓口には小型犬。ポメラニアンだっただろうか。
玄関口からすでに前日の宿とは空気が違っていて、この地域では自分は部外者であることがあらためて肌で感じられた。
チェックイン手続きをしながら、前日の宿にもう1泊したかったと後悔する。前日の宿はほんとにビジネスホテルだったことを理解した。

部屋は1畳半。向かいの部屋の半開きで留められたドアの隙間から、横になってるおっちゃんの浅黒い腕が見えて、もうだめかもしれんと思った。

ライブ終わったら今日も飲みに行っちゃいますか~と浮かれていた気分はなくなり、というか夜遅くに出歩きたくないので中止。シャワーを最短で済ませて非常食のプロテインバーをかじって寝た。
ライブ後の風呂っていつもなら遠征中でも至福の時間なんだけど、入浴場では呻くように唄うおっちゃんと二人っきりだったから、俺は20円の固形石鹸しか眼中にない人になりきってやり過ごした。

部屋自体は全然悪くなかったし、具体的な危険やインシデントの予感はなかったものの、なんだかわからんがとにかく馴染めなさが半端ではなく、関空のベンチの方が安心感があると思った。

 

撮れ高があった

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■やってみてわかったこと

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宿は値段を下げたほうが“いいね”を稼げる!

 


以上、ミラクルキラッツがお送りしました!
またねー!

なぁ、月ノ美兎

なぁ、月ノ美兎。おまえ、ここしばらくタレント活動ばかりだけど、配信活動のことはどう思ってるんだ?

俺はおまえの動画に衝撃を受けてVtuber見ることを始めたんだよ。色んなVtuberを見るのは楽しいけどさ、おまえの単独配信が少ないと物足りなさを感じるんだよ。
もう前みたいに動画は出してくれないのか?

寿司の回で色々語ってくれてたよな。短期と長期の展望を。自分のリソースが有限である限りコメントも有限で、やがて限界が来る。だから今はラジオ企画をやるんだって。他にも、最初の頃は実写も使って色々やろうと思ってたとかさ。その展望に期待を膨らませたよ。

それが今はどうだ?
あまりに忙しそうで、自分の配信をどの程度やる気があるのかどうかすらわからないじゃないか。もちろんその時と今とでは事情が変わったのはわかる。

バーチャルアイドルやってる月ノ美兎もいいけどさ、おまえは表現活動をやりたいんじゃないのか? ウケてるのは一人喋りだと自覚してるんだろ?
タレントとしての月ノ美兎のバックボーンは、精力的に配信やってた4月までの分しかないんだよ。おまえいつまでムカデ人間と雑草のネタでいじられてるんだよ。
タレントの月ノ美兎が長期的にやっていくためには、それこそ月ノ美兎としてのリソースがもっと必要なんじゃないか?


みとラジにゲストを次々呼ぶのが目標だと言ってたけど、今のおまえにそれができるのか?
このまえは因幡はねるのこともよく知らない様子だったよな。以前のおまえなら、要点だけでもチェックしてたんじゃないか?
タレント活動に忙殺されて、目まぐるしいVtuberシーンで浦島太郎になっていないか?
おまえがタレント活動やってる間に、他の配信者は配信の経験値を積んだり、横のつながり強めたりしてるぞ。

月ノ美兎からVtuberを見始めて、面白いVtuberを色々知って、インターネットがバカみたいに楽しいけどさ、ふとした時に「もしみとらじでコラボしたらどうなるかな」って思っちゃうんだよ。やっぱり俺のVtuber概観に据えられちゃってるんだよ、Vtuber界の中心に、月ノ美兎が。


こう言っちゃなんだが、配信者としての月ノ美兎は、にじさんじとJK組のおかげでかろうじて前線に立てている状態だ。最近ウケがよかったのは、オフラインとか寝落ち耐久とかの関係性を売りにした回だろ。でもそれはお前が配信者としてやりたかったことじゃないんじゃないのか? お前はもっとネタを仕込んだり企画系が好きなはずで、お焚き上げとガスマスクで月ノ美兎がgifなのを誤魔化すみたいなセンスがお前の武器だろ…。

キャラ推しのアイドル的ファンや関係性のオタクにばかりウケていてそれで満足なのか?

一方的に問いかけたけど、結局は単純に、自分が月ノ美兎の配信を見たいっていう願望のすり替えだったな。
俺は月ノ美兎のことが好きで、月ノ美兎にインターネットの夢を見ているからいいけどさ。
お前自身はどう思ってるんだ? 月ノ美兎。寂しいぜ。

 


ってことをしばらくのあいだ思ってたんだけど、これ書いた後の7月22日からの単独配信2回を見て心情が変わってきた。変わりすぎて前半の文体が全然模倣できない。

まず、配信をやる意志があることがわかった。
スケジュールの合間を縫って、あるいは気が向いたら(ネタが浮かんだら)ごく普通に単独配信やっていってんじゃんと思った。まず一安心だと思ったんだよな。


それにしても英語禁止罰ゲーム回はアレだったな。
最近はコラボとかで元気になるてぇてぇてぇてぇてぇてぇてぇてぇてぇてぇ層のリスナーが目立ってたけどさ、その回でやっぱり月ノ美兎にインターネットをやっていってほしいリスナーが未だに大勢いるって空気を感じた。
みんな各々、自分のインターネット経験の延長上に月ノ美兎がいると思ってるんだよ。自分の好きなネット文化とVtuber文化を月ノ美兎が接続することを期待してるんだ。
だから罰ゲームお題であんなにコピペばかり音読させられてるわけだよな。どこの投稿でもコピペネタは定番ではあるけどさ、他と違って、リスナーの願望が透けて見えるようでわざとらしくて気色悪かったよな。
月ノ美兎にインターネットを盛り上げてほしい、Vtuberでおもしろインターネットを継承しろって欲望の吹き溜まりみたいだった。そのガス抜きだったのかもしれない。いや単にそういうキャラとして固定されてしまってるのだとも思うけど。

で、その次の雑談回は最高だった。やっぱり一人で好き勝手なことを喋ってるのが一番面白いと思う。
上でたらたら書いてた懸念や杞憂を全部抹消してくれた気がした。ずっと物足りなかった部分が満足させられちゃったわけだ。
それもシュガーソングとビターステップ(全部美兎)のお土産付きで。全体的に浅いくせにやることが効果的で楽しくなっちゃうよな。
ネットアプローチならコピペ音読するよりこっち方向だと思ったよ俺は。


結局俺は月ノ美兎に何を求めているのか、どうなってほしいのか、何が言いたいかすらよくわからないけど、まるごと全部取り越し苦労だと思った。

なんというか、月ノ美兎、やっぱり最高~~~~!!!!(信者)
うそ、やっぱりなんも知らね~~~~~~~~知らん
なんも知ったことじゃない。なんにせよ俺はただ見てるだけ。全部虚言です。リセットしたい。


最後に一番言いたいことを言うね
可愛さ推していくつもりならまずマイク音声良くしろ💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢

 

 

 

この文章は、みとラジと間違えてロケらじ宛てに投稿したお便りを加筆修正したものです。投稿後のソロ配信2本を見て撤回したくなったので加筆修正してこっちにも投げました。
(ろけらじとはロケ戦(@rkcccen)さんがキャスでやってるラジオ配信です)

 

ゆめ心中さんのSHOWROOMアバターが実装されたぞ!!! まだ一人で昼飯食ってるぽまいら!『ぼっち飯回避配信』に集合汁!!!!!!!!!

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かわいい~~~

 

 

ヤンデレバーチャルYouTuber*1・ゆめ心中さんのオリジナルアバターが先日SHOWROOMに実装された。
シンボルの一つであるトマトケチャップが可愛く、デフォルメでも印象的なグラデーションがとてもかっこいい。
このアバターは5月に行われていたアバター争奪イベントの報酬で、現在ゆめ心中さんのSHOWROOM配信中にギフトを投げると獲得できる。


ゆめ心中さんは『ぼっち飯回避配信』と題したお昼の生配信をSHOWROOMにて行っている。「ガチ恋VTuber #マイベストイレブン」にて10位入賞で紹介された際に、初めてこの情報を知った人も多いのではないだろうか。

ゆめ心中@月~金12:30~SHOWROOM配信 (@Kokona_Yume) | Twitter


ぼっち飯回避配信は、毎週月~金曜日の12時半から13時までの定例配信で、雑談や告知を中心に展開される。水曜日はランチメニューを指定して同じものを食べる「#ここなランチ」の企画がある。

このブログで伝えたいことは、このぼっち飯回避配信がなんともちょうどよく、おすすめであるということだ。
失礼ながらぶっちゃけこの配信は超絶面白いというわけではない。
見れば面白い、でも見逃しても大丈夫なくらいの、週5回の定例配信として実にちょうどいい感じなのである。週5で同じ時間に配信とは実際すごい。
長時間の雑談配信が当たり前のようになっている現在のVtuber環境において、この30分の雑談配信が、ご飯を食べながらなんとなく見るのにちょうどよく、とにかく絶妙なちょうどよさ加減なのだ。

未見の人は、お昼時からヤンデレは重たいと思うかも知れないが、その心配はない。ゆめ心中さんは、ヤンデレバーチャルYouTuberという癖が強そうなキャラ立ちに反して、その配信は物腰柔らかな雰囲気である。なんといっても喋りからふにゃふにゃしている。
雑談内容に関しては、近況トークを基本に、ピ逃げ大学生を偏見でdisる、軽い下ネタ、無職賛美のニート推奨、リスナー弄りなどという感じだ。また、コメントの拾い方やギフトへの反応などの加減もちょうどいい。
それでいてTwitterでは結構病んでいたりする。ふにゃふにゃトークも、油断しているとヤンデレエピソードやヤンデレの根底にある思想が垣間見えることもあり、男に数百件の鬼電入れてる時の心理を経験者のように語るなど、ヤンデレを出力するにあたっての芯の部分は確かである。

ぼっち飯回避配信のメインといえる水曜日の「#ここなランチ」企画は、リスナーがお題のランチ写真をツイートするというものだ。お題のメニューは、サンドイッチ、カツ丼、サラダなど、ランチに手に取りやすいものが中心に選ばれる。
これが半ば大喜利コーナーのような要素を伴っていて、過去のサンドイッチの回では、サンドイッチを用意できないかもという問答がエスカレートした結果、缶コーヒーを缶コーヒーで挟んだものまでサンドイッチとして認められたという事例があった。そういうゆるさでやっている配信である。
そして併設する「#ここなクッキング」のタグではお題の料理を作った様子が投稿され、ここでは特定のリスナーが手が込んだ料理をする投稿が名物コーナーになっていたりもする。
……このように一部のリスナーが目立つことは、ともすれば嫌われがちな傾向があるが、ゆめ心中さんの配信においてはそうではないように思う。

ゆめ心中さんのリスナーは「チーム共依存」と名付けられているものの、これは単なるファンの総称ではない。Vtuberとファンの一対多数の関係ではなく、共依存全体がお互いに仲間の関係であり、共依存の一員のゆめ心中であるという。
仮にゆめ心中さん本人がいなくなったとしても存続する仲間たちであってほしいという理念が込められたコミュニティがチーム共依存なのだ。
そういう主旨があるために、リスナー個々人のキャラ立ちも共依存の一員として受け入れているのだと私は解釈した。チーム共依存共依存関係できてるのって結構すごいことだと思っている。

以上で紹介は終わる。
昼は見れんわという人は、不定期ではあるが「ぼっち飯飲み回避配信」も行われているので、まずはアーカイブを見て雰囲気を感じてみるのもいいと思う。


ぼっち飯を回避したい人もそうでない人も、アバター実装のこの機会に、チーム共依存の会食に参加してみてはいかがだろうか。

ゆめ心中のかまってちゃんねる - SHOWROOM

*1:ヤンデレなのかは諸説あります

ストロングゼロ ダブル完熟梅さん、愛しています……

こんばんは。久しぶりにブログを更新します。
ここのところバーチャルYouTuberの話題が続いているので、今回はストロングゼロの話をしたいと思います。

最初に言っておきますが、俺がストロングゼロ飲んでるって話に「でたwストロングゼロwww虚無の酒wwwww」みたいに言ってきたらしばき倒すからな。飲む福祉とかストロングゼロ文学だとか言って喜んでる奴らはちゃんと飲んでないエアプだってまるわかりだから。極めつけに「見るストロングゼロ」ってなんなんだよ。飲めよストロングゼロは。泥酔に真剣になれ。

という書き出しを2月頃に書いたまま放置していたのだが、どう見ても今世に出すには完全に旬を逃している。
その時の俺は、年末年始にかけてダサいブームが起こったストロングゼロを飲むことがマジでダサい気がしていて、なんとなく飲むのを避けていた。ネットミームの奴隷だと思われたくなかった。
だが本当は、無意識の抑制が働いていたのかもしれないと、振り返って思う。きっとまたストロングゼロ中毒になり常飲してしまうことを恐れていたのだ。
それから間もなくしてストロングゼロを解禁することになったわけだが、一ヶ月後にはロングとショートを合わせて30本の空き缶が部屋に積み上げられていた。常習性がヤバすぎる。クソなミームに纏わりつかれていても、ストロングゼロはその性質を何も変えていなかった。泥酔到達への確かな信頼。
俺がストロングゼロを飲むのは、陳腐な堕落アピールではない。目的のためだ。
この旬を過ぎた恥ずかしい書き出しを始まりにして、これからそのことを示していく。


ストロングゼロはどのような場合に飲みたくなるか? そう、それはおうちでカジュアル泥酔したい時だ。
在宅飲酒の本旨は酔った状態で何かを楽しむことにある。晩酌行為が目的なら別だが、そうでない場合、泥酔は手段になる。泥酔到達が手段ならば、選ぶ酒はストロングゼロに限る。

ある日、めずらしく四文屋さんで一人酒を飲んでいた俺は気がついた。店員を見ながら晩酌しても全然楽しくねえってことに。
それは、一人酒を飲むなら、いつも家でするように音楽を聴いたり女性声優映像を見たりしながら楽しみたい、という欲求が満たされないからだった。
一人居酒屋にある種の憧れをもっていたはずなのだが、そもそも自分は晩酌自体が好きなわけではなく、「酒+音楽」「酒+声優」が好きなのだとその時わかった。あとポテトサラダ潰すやつもやってみるとダルいわと思った。

つまりクソ酔っ払いながら声優ライブ映像を見たり声優ラジオを聴いたりするのは最高ってのを再確認したってことで、クソ酔っ払うならストロングゼロがベストってことだ。おまけに、ストロングゼロを飲むと女性声優の夢を見やすくなることが個人的経験からわかってきた。


まずはストロングゼロの強みについて語りたい。

そもそも泥酔状態に到達するのは意外と大変だ。
自分の場合、ビールや低アルコールの缶酎ハイは泥酔する前に満腹になってしまうし、飲める量がつまみの品質に依存しがちになる。一方でウイスキー等のハードリカーも高い度数から泥酔向きかと思われるが、泥酔するまでゆったりおいしく飲むためには時間と体力が要る。コークハイとかにするとしても濃い目にするほど不味くなるため失敗しやすい。
そこでストロングゼロが抜擢される。自分はストロングゼロのロング缶を2本飲むとクソ酔った状態になり、そこから3本目を半分飲んだあたりから泥酔状態に突入する。非常にわかりやすい。単位が明確で味もブレないという、泥酔到達ラインまでの正確性が強みだ。

もう一点、ストロングゼロが最高なのは飲酒環境の管理コストの低さにある。
ためしに、ハイボールで一杯やるぞというシチュエーションを考えてみよう。
ジョッキに氷を入れてウイスキーを注いで冷えた炭酸水を注いで軽く混ぜたら美味しいハイボールの完成。スーパーで見繕った惣菜なんかを用意して晩酌開始となるだろう。
一見簡単なように思えるが、これは理想的条件ばかりを想定した机上の空論である。現実では、まず家の冷蔵庫に氷はないし炭酸水もない。何故なら氷は昨日の晩酌で製氷皿のストックを全部使ってしまったからだ。炭酸水も使い残しの気が抜けたやつしか冷蔵庫にない。ジョッキも家に3つあるが全部流し台に放置されたまま洗ってない。買ってきたつまみをのせる皿も全部流し台の中だ。俺はひどく疲れている。もしかしたらウイスキーも残り1杯分しかないかもしれない。ウイスキーも割材も、少なかったり多かったりして、不揃いになれば嫌になる。激安ハイボールを飲むにあたって管理すべきものが多すぎる。泥酔までのハードルがでかい。しんどい。

これがストロングゼロであった場合はどうか?
帰宅途中にストロングゼロを数本買って、家に着くなりプルタブを起こせばもう飲酒開始できる。もし買い置きが冷蔵庫にあるならタイムはより早まる。ジョッキも氷も必要ない。強い香料と炭酸のおかげでめちゃめちゃ飲みやすい。ストロングゼロの摂取効率はつまみに左右されない。たぶん俺はごっつ盛りの焼きそばを食ってる。飲酒環境の管理コストが超低い。
飲酒スタートが早いということは、それだけ泥酔到達までのスピードが早いということだ。言うまでもなく、酔うのもクソ早い。飲酒までのハードルが激下がりする。
飲むまでが簡単で早い、酔うまでが簡単で早い、ついでに寝ちゃうのも早い、というわけだ。

読者のみなさんは、ストロングゼロ最高って言い方してるけどそれって要はストロング系チューハイ全部に言えることじゃんと疑問に思うでしょうが、俺はストロングゼロダブル完熟梅が圧倒的に一番好きなの! わかれよ! 飲んでたらわかる。


次に、在宅飲酒活動の流れについてだ。

①アニメを見ながら飯、飲み始める。
②クソ酔った状態で声優ライブ映像を見る
③泥酔状態で声優ラジオを聴く
④限界が来たらラジオを再生したまま寝る
⑤声優ラジオ情景になる(ゴール)(最重要) →声優夢を見る

アニメを見ながらストロングゼロを飲む。酔いが回ってきたら声優映像を見て気分を上げていく。選ぶのは好きな声優ライブBDか、声優しょうもなバラエティがいい。
疲れてきたら声優ラジオでチルアウトしていく。時折「麻倉ももちゃんかわゆ!!!」と絶叫したり「田所あずさ!!! 結局……おまえだけが、何年間もずっと、平均的な位置で好き……」と独白したりして、精神を整えていく。やがてストロングゼロ独特の「もう寝るしかねぇ」みたいな酔い方が限界に近づいてくるので、そこまできたらラジオを流しっぱなしで眠る。

ラジオはなるべく既に聴いた回であるのが望ましい。泥酔しているので眠りは浅い。浅い眠りは夢を見やすくする。
意識と眠りの狭間に入り込んでくる女性声優の断片的な会話。目を閉じて頭に浮かぶイメージは、声優ラジオによる情報なのか、それとも夢の情景なのか、判然としない。思考しているようで、声優ラジオからの情報にすべて支配されているような感覚。浅い眠りと曖昧な意識の浮上を繰り返す時間。その間もずっと、何度も聴いてきた声優ラジオの他愛のない会話が流れている幸福感。ストロングゼロと声優ラジオが俺を曖昧にさせ、時に夢の中に声優を遣わす。
この状態が目指すべきゴールなんだよなあ… わかるでしょ…

 

ところで、小説『最後にして最初のアイドル』に収録されている短編『暗黒声優』では、主人公のアカネがストロングゼロを飲んで労働の疲れを癒やすシーンがある。アカネは声優であり、別次元の『声』を聴く者でもある。このことからもストロングゼロと声優の親和性の高さは一般に認知されてるといえる。
『暗黒声優』はエーテルを操りビームを放つ女性声優がスペースオペラする話でゲラゲラ笑えるから声豚のみなさんはぜひ読んでね。声優で百合でSFで面白いよ。

声優ラジオリスナーの自分がにじさんじ所属バーチャルライバーにドハマりした話 & 月ノ美兎へのお気持ちオタクポエム

(※旧タイトル:にじさんじ所属バーチャルライバーにドハマりして余暇の9割を失った者です…(※オタクポエムあり)から変更しました)

<前回のあらすじ>
バーチャルYouTuberを食わず嫌いしていた俺だったが、偶然にも「10分でわかる月ノ美兎」の動画を見てしまい即落ち、その衝撃からあっという間にアーカイブを一気見した。それからというもの、月ノ美兎の動画が超楽しみになり、彼女への尊敬の念とガチ恋の情を抱いていたのだった。

nobu-v.hatenablog.com

 

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すまん、まだ“委員長”こと月ノ美兎にガチ恋してないオタクおる?

君は“委員長”ことバーチャルYouTuber月ノ美兎を知っているか!?

知ってると思うけど、もし知らないなら[10分でわかる月ノ美兎]を見て。

www.youtube.com

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