【札幌感想】にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow! 札幌公演に行ってきたよ~~~ん【マジで最高】

にじさんじのライブつってもねぇ……俺は配信が見たくてファンやってるわけだし……まあ近場であるなら行ってみようかな(笑)ってスタンスを装いながら参加したんだけど予想以上にクソクソ盛り上がってしまった。

 

 

 

■開演前

時系列的には一番最初、スマホチケットをDLしたら番号が1300台でマジでにじさんじ見に来るオタクそんなにいるの?札幌に?と思った。

入場待機列には1500人以上いて、ZeppSapporoでのオタクライブでこんなに動員多いライブを見るのは初めてだった。

入場待ち時間がとにかく寒い。-8℃の屋外でじっとしてると防寒してても寒いものは寒い。1300番台の人権なし番号だったので、開場時間がとっくに過ぎてても一生外で待機させられてる。

待機列、遅れて合流する人に次々声をかけて番号案内するリアル自治厨おじさんがいて笑ってしまった。配信で「メンバーさんいらっしゃい!」ってチャットしてそう。本人確認の誘導までしててそこまでするんだ…って思った。ネットでライバーのファンディスコ立ち上げてそう。チャット欄で自意識を肥大させてる人ってこういうタイプなのかな(なんも悪いことしてない)。

結局中に入れたのは開演の10分前だった。50分お外で待つことになってワロタ。こんな入場にかかることある? 手足が完全に凍っちゃったよ……。スマホチケット+ワンドリ+リスバン確認の弊害なのかな。それともどこもこんなもん?

番号がかなり後ろの方だったからロッカーの心配をしてたんだけど全然杞憂だった。入場してわかったけど、にじさんじのオタクたち、コート着たまま入るオタクがマジで多かった。
オールステンディングではコートは脱いでロッカーに入れたほうがいいらしいね。なぜなら暑いし邪魔だから。
オタクライブ、コンテンツの自宅完結率というか、要するにオタクのライブ慣れ度によって、コートとでかいリュック装備したまま入るオタクの多さが変わると思うんだけど、今回のにじさんじは過去最大のコート率でそうだよな~と思った。

フロアに入った時、自分の後ろにまだ200人以上控えてるはずなのにもう最後ろまで人がいてびっくりしちゃった。下手側から入ったら上手側に行けないような状態。キャパ2000のはずでは…。
あとでMCの時に緑仙が「君たちライブというものを知らない? もっと前に詰めるものなんだよ」みたいなこと言っててそうだよなぁと思った(詰めることを促すのにもマウントするじゃん)。

 

■ライブ本編

Overtureの映像演出。出演者紹介映像の一番手に御伽原が出る。
俺が御伽原を一番見てた時期がデビューからリズ天擦り始めるまでだったから、今や完全に大人気ライバーになってることに実感があまり持ててないんだけど、映像の最初に出てきたことでやっぱ今日の筆頭メンバーなんだなって思った。
次に紹介される物述!童田!うーん幻の童話組!!!!今日はこれを見に来たようなもの!
緑仙!シスクレ! うお~~~配信見たことない(照)

札幌公演のキービジュイラストはなんとも思ってなかったんだけど、映像演出で見ると結構アツいっていうか、良いねえって思った。

10 9 8 7… のカウントダウンが出る。オタクが声を揃えてカウントダウンをする。いや10カウントが10秒じゃなくて途中から加速するパターンのやつ~~!ってなってオタクの掛け声は途中でガバったもののテンションは上がったね。


トップバッターの物述がソロで登場。
でけ~~~~と思った。
普段俺は配信の彼女たちを21インチのPCモニタで見てるわけだから、多分150センチ前後の実物スケールで登場した物述を見てでけ~~~~と思った。
アニメはデカい画面で見た方がより面白いのと同じように、Vtuberもデカい画面で見た方が満足度が高いらしいね。
なんか知らん曲を歌う物述、シスクレとのデュエット曲、かわいいね~~~

自分はライブが始まる前は、Vtuberのリアルライブってライブとして楽しめるのだろうかと思ってて、映り方はどうなんだろうか、ライブ的に没入できるんだろうか、にじさんじがライブやる意義ってなんだろうか、ネット配信で見た方が楽しい説ワンチャンあるのでは?みたいな、懐疑的な部分があった。実際に見て
未体験の部分があった。知るためというか、試しておきたいのがあったんだけど、始まってみたら全部どうでもよくなっちゃった。理解や実感したというより、そういう考えのこと全部忘れてどうでもよくなった。
なんか思ってたより全然普通に「居る」し、楽しいし可愛いので。


で、それを一番感じたのが御伽原のバラライカだった。
はっきり言って3Dにオーラが有りすぎる。ステージ上の存在感が半端じゃない。等倍サイズの御伽原を見るだけで最低限の楽しさが保証されている。
バラライカ知名度が高いのとオタクが声出して盛り上がれるのとで、ここで本格的にエンジンがかかってきた印象。ダンスがマジで良かったな~~。「いつもの」感をステージに持ってきた上で最高パフォーマンスを見せてくれた感じ。


最悪感想も言っちゃっていい?
緑とシスクレのボカロ曲デュエット2連発めっちゃ冷えちゃった。
ボカロジャンルの苦手部分を的確に突かれたね。
歌い出しから、あ…俺の苦手なタイプのボカロ曲だな…ってメロディで察した。
「王子」と「姫」の物語をテーマにしたボカロ曲、苦手すぎる。それだけならまだコミットできるけど、そこに緑が加わったら要素が完全にそっちに振れ過ぎてマジモンの地蔵になってしまった。映像演出的にも気合入ってるのはわかるけど、単調なドラムドコドコと高すぎるキーでサビの混声がマジで何言ってるかわからんかった。ボカロ曲の特徴が悪い方面で出てたかな…。
緑は「さっき宝塚みたいなことしてたけど」って言ってたけど俺にはいかにもなボカロ創作ワールド(苦手)としか思えなかった。

ボカロ曲といっても、シスクレの歌に形はないけれどは懐かし~完全神曲きたなってしみじみ聴き入った。
物述のセツナトリップも、跳ねるベースで永遠に縦ノリできて最高に良かった(歌詞の「セツナトリップ」でセツナトリップって曲これがそうなんだと思った)
ボカロじゃないけど、緑のエージェント夜を往くと輪舞レボリューションは有名曲かつ相性の良さですごく良い仕事するな~~ってめちゃくちゃ良かった。

好き嫌いのズレがモロに出ちゃったところだった。


好き嫌いの話なら、今回自分の好き部分を的確に突いてきたのが童田明治なんですよね。
境界の彼方、そして童田の3D初披露ね。
境界の彼方は実は知らない曲(聴いたことはあるはず)だったんだけど、Aメロでうお~~アニソンきた!!!! と思った。メロと音作りでわかる。ライブ8曲目にしてやっとアニソンがきたんですよね(バラライカもアニソンだけど)。アウェイからホームに一転した。
サビで自然に気持ち悪い動きをしてしまう!!! これこれこれ~~~とめちゃくちゃ染み渡った。自然と気持ち悪い動きをするように楽曲と体ができているんだよな。

フォロワーならこのセトリを見て境界の彼方が来たときの喜びをわかってくれると思う。

1.白い雪のプリンセスは
2.pure♡paletワンダーランド
3.エージェント夜を往く
4.バラライカ
5.歌に形はないけれど
6.愛欲のプリズナ
7.十三番目の黙示録
8.境界の彼方
9.セツナトリップ
10.青空のラプソディ
11.PUNCH☆MIND☆HAPPINESS
12.ファンサ
13.S(mile)ING!
14.輪舞-revolution
15.1+1でQ.E.D!!
16.ふ・れ・ん・ど・し・た・い
En.Virtual to LIVE


セトリなら、青空のラプソディ(童田)→PUNCH☆MIND☆HAPPINESS(童田・御伽原)→ファンサ(御伽原)の並び。
これよ。
このキチゲ大解放ゾーンがマジでやばかった。

青空のラプソディでイントロ即絶叫。出ないと思ってた「それだー!!!」が出てしまう。サビのダンスを1000年ぶりにやれて超楽しかった。
童田が3Dになるとどうなるの?→ライブで青空のラプソディを一緒に踊れる という「答え」がそこにあった。童田の青空のラプソディで爆沸きサビダンスできたことは強い体験であり紛れもなく現実だった…。童田がステージでやりたかったことに全力で応えられた気がしてとんでもなく嬉しかったんだよな。マジで楽しかった…。

青空のラプソディの次に追い打ちのようにPUNCH☆MIND☆HAPPINESSが始まるのやばいだろ。アニクラかよ。これも無限に聴いている曲だからバケモンになってしまった。スカ的なリズムが上がるし、クラップと合いの手の楽しさに俺のテンションは最高潮に達する。

その最高潮にファンサをぶちこまれるんだよな。ファンサは絶対あると思ってたから、頭サビで歌うのが御伽原だとわかった時、頭の中の歯車がすべて噛み合ったような快感があった。
この曲、誰が歌ってもその人なりの文脈が発生するのがズルだと思う。人気曲の理由がそこにある。
ファンサラスサビのラスサビ感、現場次第ではこれラスサビマサイ曲じゃないですか?


童田の話に戻る。
境界の彼方青空のラプソディPUNCH☆MIND☆HAPPINESS(童田・御伽原)、ふ・れ・ん・ど・し・た・い(童話組)のラインナップ。童田の歌唱曲は、オリ曲除いてどれも現代アニソン選曲だったんですよ。
普段の歌枠もそうだけど、これががっつり刺さった。
全体を見ると、ボカロルーツの人とアニソンルーツの人でセトリのバランスが均衡していたのかなと思う。童田がいなければ俺はこのライブをここまで楽しめていなかっただろう。命の恩人だよ。

というか童田の3D可愛すぎじゃない?
でかすぎる胸は3Dになるとアンバランスさが際立つのでは……と思いきやそうでもなかった。
赤頭巾の逆三角形フォルムが2Dより強調されていて全体のバランスがスマートに決まってた印象が強い。配信のバストアップでは伝わりにくい全身デザインの美しさに気づけた(頭巾のイカみたいな広がり方は結構アレンジされてると思ったけど)。


大トリ、ふ・れ・ん・ど・し・た・いで待ちに待った童話組が三人並んだ光景はオーラが凄かった。
華がありすぎて素朴なステージ上も一気に華やいで華華華って感じだった。心の中で5000スパチャを投げたね。これを今まで温存してたってマジ???? ライブのことじゃなくて、にじさんじ的に童話組3D集結という手札を温存してたことが信じられん。

なぜ童話組でふ・れ・ん・ど・し・た・いだったのか、わかるようでわからない…!
わからないがアンセムなのでとにかく盛り上がった。そういう点は配信での後日談に期待するという楽しみがVのライブにはあるらしいね。


あと、即興劇パートは……まあ……
ライブで温まってるところに企画コーナーが始まるとすっかり冷えてしまいがち。
しかも運任せかつ演者任せである即興劇だし……。
それなら、みんな昨日何食べた?ラーメン?ジンギスカン?みたいな定番ご当地トークをやってたほうがまだ楽しめた説がある。


ラストのVTLは期待通りの良さだったね。
間奏でサインボールが投げられるというので、へぇどんな感じに投げられるんだろ~と思ってたら舞台袖からシュン!って謎の発射がされて笑った。ボールも山なりな軌道じゃなくてシュン!って銀テさながらの速度で飛ぶし。ライバーが投げる動きとの同期もガバガバだったし、一度の発射に全弾まとめられてたっぽいしで、良い雰囲気のなかウケてしまった。投球映像があるタイプのバッティングセンターだったね。
そんな感じでウケてたら、「みんな一緒にー!」みたいな煽りで引き戻されて例のMoon!!メロの合唱をしたんだけど、さっきまでウケてたのに急に自分の中に総括的な感極まりが起きてギャップに可笑しくなってしまった。
にじさんじがライブ活動をする時には必ずVTLがあるし、そこに組み込まれてるMoon!!がシンボルとして在り続けるのヤバすぎるだろ。にじさんじがライブやる意義って?の答えはそこにあるのかもしれない。

 

総括してみると、ライブをやる上でバーチャルであるメリットもデメリットも全然意識することがなかった。一般的なライブの楽しみ方と同じだった。演者と客と音楽があって、文句なくライブだった。そんな感じですかね。

大満足の良いライブでした。

感想は以上です。
おつかれさまでした!!!!

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